蜻蛉のやんちゃな翅を掴みけり
瀬戸内の海へ旗振るかき氷
浜に出て素足に風をまとひけり
声たてぬ鳥に揺れをり夏椿
海開風に千切るる祝詞かな
海開待つ子ら沖で立ち泳ぎ
折り返すバスの待合雲の峰
なにもかもそのままにして昼寝かな
三角の窓はみ出る大入道
殺虫剤並ぶストアや夏帽子
渦のまま灰を残せし蚊遣香
遡上する魚の影や涼新た
朝顔の花海よりも碧く咲き  
再婚は半信半疑や半夏生
夏祭アンパンマンの面被り