布団干すアンパンマンを真ん中に
真白なる升目が無限初暦
行き過ぎて犬が振り向く初詣
かの山もかの川もまた初景色
初日の出冷たく光る猫の鼻
寒き夜やブリキの汽車の車輪錆ぶ
シンバルを打たぬブリキの猿寒し
豆の香を引き立たせ初春のモカ
凍雲へセーターするつと首出でし
太鼓打つブリキのピエロ寒ゆるむ
凧親子三代皆少年