2020年07月

来客を待つて一鉢ふうち草 

蝉しぐれ牧に隣るるジェラード屋

初蝉の影ある朝の庭のすみ

炎天や風立ち止まる右折レーン

右折レーン風立ち止まる炎天下
屋上に上半分の大花火
公園の砂場にシャベル忘らるる


長梅雨に猫の寝そべる寺の縁

大の字に風よく通る夏座敷    

まず縦に割れて桔梗咲きそむる

休日の港に一艘ヨットくる

鶏の朝の一声梅雨開ける

縋るもの見当たらなくて凌霄花

裸足の子渚を駆ける風の吹く渚

透き通るやうな匂ひの冷奴 

紫陽花の限りを風の吹く小路

竹藪の大きなうねり日雷 

ひるがえる奥は真暗き麻のれん

麦藁帽一際黒き雲迫る

ぐんぐんと雲が雲のむ雲の峰

青空の下に麦わら帽押さへ

半夏生ますます強くなる風雨

真夜中の避難勧告梅雨出水

突然スマホが、、、、、、、



二日に句会がありました。久しぶりです。
皆さん自粛生活をなさっていたとのこと。
休んでいた時に書き留めていた句ですが。
俳句より川柳のが多くなりました。



万緑や観音様の高き鼻         

サングラス空色リュック買いにけり

サングラス夫と子供を遠ざける
藍ゆかた夜の青空まだ蒼く

風鈴の又揺すつては吊るしけり
ひるがえる奥は真暗き麻暖簾
菩提寺の朝日さす池花蓮



この下の句を出句しました。

夏館やうやう人を入れにけり

口笛に風の膨らみ新樹光
じゃれあふて汗に大声下校時
図書館の外の緑陰句会場
息詰めてめ瞑り採血梅雨晴れ間
梅雨晴れ間へそを乾かす仁王像
オカリナにすこしスキップ町薄暑
降る雨に散り敷く今朝の沙羅の花
 

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