2020年01月

斎場に上る坂道冬紅葉

逝く友よ遠くて近き冬銀河

寒風や遮断機の音深々と雪の夜

せせらぎの音にも冬ざれ及びをり

シャンペンを干して家路や寒北斗

寒の雨庭の飛び石潤して


水仙の香り散らさぬほどの雨  


父母の墓に日当たる春隣


急く犬とコートなびかせ走りゆく


食卓に丸き消しゴム春隣る

黄水仙十八番は「瀬戸の花嫁」よ 


ぼろ市の絣先約済みの札

冬の日の雑木林に抱かるる


吹く風にあっけらかんと黄水仙


寒風の港警察官四人

一閃の輝き山に冬没日

記念切手丁寧に貼り春間近

杉の葉の積りし屋根や寒椿


水仙の香り散らさぬほどの風


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青空と色をひとつに冬桜
   近所に四季桜があります。散歩の途中に写真を。
  

親子かも又来ておりぬ寒雀

蝋梅のはかなき色に触れてみる

角の無き孫の消しゴム春隣


弾み無き音の重さや冬の雨


新鮮な風を入れこむ冬帽子


子供らがあやす幼児や春隣


見晴るかす海穏やかに四温晴



少年と犬ゆるりと歩く三が日

少年と小犬の散歩三が日


一列の葱のほかなき畑かな


せせらぎの音にも冬ざれ及びをり


バーボンを干して家路や寒昴


寒の雨庭の飛び石潤して


七日はや田を焼く青き煙かな


少しだけ丁寧に入れ福茶とす


止まれば寒禽の空ありにけり


新年の一声まずは妻にして


遠花火弾ける音や年明ける


初句会インク切れしたボールペン

二キロたす漬物石や寒の雨

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改元の令和二年となりにけり

朝空に雲ひとつなく年明ける


ささやかなことが幸せ賀状くる


初日の出玻璃を透け来る温みかな


カーテンを開けて一気に初明かり


カーテンの隙間一気に初ひかり

行き過ぎる人皆笑顔初詣

元旦や薄目を開けてをりし猫        くまさん






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