2019年10月

本を閉ず右手の冷えや夜長し

秋深し寝て読む本の右手冷え

秋深し寝て読む本を閉じにけり


秋深し隣家の二階まだ灯り


ラグビーのにわかフアンも押せ!押せ!押せ!


日本中にわかラグビーフアンです


この指でレモン搾つていいですか


握る手を握り返して深む秋


猿子出し今朝一杯のレモンティー


割れ柘榴不思議な色のまま描かれ

連れの無く庭に憩へる赤とんぼ

穂すすきの風呼ぶゆらぎ雨近し

鰯雲降りることなき峡の駅

棟上げのクレーンの上に赤とんぼ

二つ入る銀杏美味し茶碗蒸し

どこの山車太鼓聴き分く秋祭

秋祭先駆け子供神輿来る

鰯雲転校生は無口な子

綾取りの色を織りなす秋桜

深秋の空高々とプラタナス

人生の旅の主演秋の風

木の実落ちつ楽しき人のポケットへ

赤とんぼ入り日の中より生まれけり

名月や大きな背の小さな背

体育の日ただ鉄棒にぶら下がり

千年を生きる神木秋の雲

穂芒の風呼ぶゆらぎ雨近し

団栗の拾ってみたくなる丸さ  

園児みなどんぐり拾ふ丸さかな

天高し拍子木打ちつ紙芝居

長き夜やしてもせんでもええ話 

お団子の並ぶ店先秋深し                  
古里の青空市や小鳥くる

飛ぶように駆ける少女や草の絮

ひさびさに出合ふ親戚菊膾

母の里知らぬ曾祖父菊膾

オカリナの音色いつしか秋の色

穂すすきの風呼ぶゆらぎ雨近し

夏の野へ駆け出す少女今無敵   〇

返納も運転もせず枯蟷螂     〇

長き夜やしてもせんでもええ話  〇

名月や大きな胸の(に)小さな背

02 3点 縁遠き母の生家や濃竜胆      
10 3点 ミシン踏む夜更けの窓に望の月   
11 0点 こんなにも笑顔になりてバッタ追ふ 
04 1点 浮雲が追ひ越して行く瀬戸の秋  
14 1点 風なんぞどこ吹く風と赤とんぼ    
15 0点 岡山は乗換駅やぶどう買ふ

02 3点 縁遠き母の生家や濃竜胆      
10 3点 ミシン踏む夜更けの窓に望の月   
11 0点 こんなにも笑顔になりてバッタ追ふ 

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