2019年07月

満たされて満ちてをりたる蓮の花
淀みなく高き低きに蓮の花    (由加蓮台寺)


ベランダは海へと向きて夏燕

浜へ出る道はひとすぢ夏燕

真紅なるロングドレスで白日傘
つりしのぶ昼も小暗き漁師町
梔子のかをりに開く楽譜かな   (下津井昔回船問屋)

雨音に和したるピアノ蔵涼し
つりしのぶ昼も小暗き漁師町
着物干す二階の窓や釣忍
梅雨晴れ間初熊蝉の声遠く
雨垂れのまだ降り止まず夏遠し
梅雨しずかピアノに耳を澄ませれば
蔵涼しピアノに風の和らげる
鰊蔵奥の小さきかき氷
遅れ来るバス待つ子らや雲の峰
腕白きショートカットや夏帽子
前傾の空のやんまを風が追ふ  

浜に出て素足に風をまとひけり
声たてぬ鳥に揺れをり夏椿
海開風に千切るる祝詞かな
海開待つ子ら沖で立ち泳ぎ
折り返すバスの待合雲の峰
雲の峰海はいつでも境界線
なにもかもそのままにして昼寝かな

くまさんの奥さんが七夕飾りを

イメージ 1

幼子の産毛立つ頬笹飾り
仮名文字も少し大人び星迎へ
凸凹で跳ねる園児や星祭
七夕や庭に飛び込む竹とんぼ

くまさん

↑このページのトップヘ