2019年04月

顔中で自転車こぐ子風ひかる
噴水や放物線の乱反射
地団駄を踏んで風船見上ぐる子
午後の陽を入れる図書館初夏の風
遠足や空気の抜けた小学校
令和てふ恩師の笑顔花は葉に  
春暁や安全靴の紐ゆるぶ    
八重に咲く残花の木立師の故へ

花過ぎや他には音なく山は雨

雲ひとつ風香と共に花となり

人形の肌のちりめん春しぐれ

山桜ここは県境七分咲き

屋上に泳ぎ疲れし鯉幟
顔中で自転車こぐ子風ひかる


さくらさくらさくらに惑ふ靴選ぶ
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満開の桜の下に逆上がり
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満開の桜が抱く大庇
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藍染のTシャツ春の日を弾く


朧月ゆらぐ帆柱舫綱

うっすらと色つく酒や四方の春

後ろ手の母に手を貸す春袷
チューリップトタン作りの古看板
花冷へや升目小さき回覧板
山葵沢居間は終日灯を点す
山葵沢里への道の狭きこと
花過ぎや他には音なく山は雨
図書館へ枝垂桜をくぐり行く
玄関に木彫りの熊と目高かな
水輪なく池に落ちたるシャボン玉
帆船を舫へる港風ひかる
山裾の重なるところ野に遊ぶ
浦町に八百屋一軒山笑ふ
石ころと一年生と蝌蚪の群
満開の一日前の川の土手

満開や空埋めつくしゐたりけり


ためらいもなく満開の対岸へ

人形の肌の縮緬春の雨

初夏のひかりをすいて楠大樹

さくらからさくらへ鳥の影速し

山桜ここは県境七分咲き

囀に森の出口を訪ねけり


水輪なく池に落ちたるシャボン玉

浦町に八百屋一軒山笑ふ

石ころと一年生と蝌蚪の群
後ろ手の母に手を貸す春袷
チューリップトタン作りの古看板
パパママと手つなぎジャンプ春夕焼




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