2018年07月

2018年07月29日

7月29日

熱帯夜夢に目覚めて夢の中
炎天のほてり残すや金魚玉
すぐそこの用事もよだつ酷暑かな
夏服の大胆にしてシンプルに
風鈴の硝子に夜空ひびきけり


2018年07月25日

7月25日

ハンカチや記憶のパズル解けぬまま
甲高き木組みの音や油照
見渡せばいい人ばかり百日紅
あをあをと滝を分けゐる巌かな
かざす手も指も七色滝しぶき
むきだしの帆柱揺るる夏かもめ
被写体はブロック塀の蝉の殻
麻のれん門に塩盛る浜割烹
ポーラ美術館コレクション列なす日傘夏帽子
干し梅に爆音残しヘリコプター





2018年07月22日

7月22日

花はこの色の力や白木槿
浴ぶるまで歩む浜辺の蝉しぐれ          
雑草のはびこる庭の黒揚羽
滝の音に巌貫く主張あり
風鈴の音の忙しき電車かな
兄の背に顔を押し付け肝試し


2018年07月18日

7月18日

梅雨明けやポップスキップジャンプの子 
蜻蛉や目玉くるりとふつふつふ   。
ひにくれるなんてことない立葵       。
書きかけの下書き残し落とし文       。
ひまわりや砂場に小さき靴の跡      。      。
海を出て素足に風のあふれをり
雑草のはびこる庭の黒揚羽
熱帯夜夢に目覚めて夢の中
炎天のほてり残すや金魚玉
すぐそこの用事もよだつ酷暑かな
夏服や大胆にしてシンプルに
シンプルにして大胆に夏の服





2018年07月15日

7月15日

今泣いた鴉が笑ふ水遊び
紐かえてまだまだ使ふ夏帽子
紐替えて麦藁帽子まだ使ふ
よその子がよその犬なで梅雨晴間
三軒の女三人色日傘
風鈴や風やみ生るる生るる風
すぼめたる日傘の先の日影かな