2018年06月

曇天を降り夏蝶の白さかな
紫陽花の雨を吸い取るばかりなり
 
練り切りの切り込み深し濃紫陽花
半夏生の中をしおかぜ通り過ぐ
打ち水や路地にこまごま鉢のもの
不揃ひの美味てふ枇杷を貰ひけり    

カーテンに金魚の影の泳ぎけり
カーテンに泳ぐ金魚の影過ぎり
熱帯魚どの目もすんでゐたりけり

梅雨冷へや海峡渡る荒き波

黒揚羽一気に渓の影となる
 
  
額の花次第に雲の垂れ籠めて
梅雨寒や漢字はペンを逃げ出して
梅雨寒やペン先逃ぐる漢字かな 
  包装紙までもさみどり新茶買ふ
  蛍袋しろきは門に飾り置き
薔薇薫る町にひとつのパン工房
 
  
梅雨寒やきつねうどんの揚げを買う

添え物の器大きく額の花

袋路ばけつひとつの水あそび
まいまいや園児の靴のかくれんぼ
風鈴のガラスの夜空ひびきけり
水そめて水音そめて青楓

先日散歩の途中ふと見上げると素敵な虹がかかっていました。
我が家の裏に今年も捩花がさきました。

イメージ 1イメージ 2

捩花や眠りの森の朝が来た
捩花のなぜなぜ此処に咲く不思議

袋路ばけつひとつの水あそび
まいまいや園児の靴のかくれんぼ
風鈴のガラスの夜空ひびきけり
水そめて水音そめて青楓
カーテンに金魚の影の泳ぎけり
熱帯魚どの目もすんでゐたりけり
黒揚羽一気に渓の影となる

カーテンに金魚の影の泳ぎけり
カーテンに泳ぐ金魚の影過ぎり
熱帯魚どの目もすんでゐたりけり
ぱつくりと人喰ふ雨の夜の金魚
敷き藁に現れ消える地蜘蛛かな          

聖堂にコーラス聞きに来る燕

運動会弁当頬張る子がいない
ふとみたらカーネーションがわからない
梅雨冷へや海峡渡る荒き波
公会堂コーラス聞きに来る燕

短夜や笑って済ませない話

易し町の小さなパン工房
枇杷の実やまろやかに吹く瀬戸の風
老鶯や雨意を含める切通
五月病治っただって六月よ

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