2018年02月

神木の億千万の芽吹きかな
一途なる野球少年草萌ゆる
夫と手に縺るる毛糸巻きなほす
春浅し鍬の裏にも付きし泥
ふっくらと蝋梅つつむ日差しかな
一回で通る針孔はる近し
猫柳犬をひつぱる散歩かな
路地にゐて梅の香りに出逢いけり
春の雲そろつて丸くなりにけり
春浅くやかんお湯の滾る夜
木の橋の白き鉄釘春の霜
砂糖濃き熱き珈琲クロッカス
玄関に薫る一輪てふ水仙
木に草に目覚め促す春の水

スーパーブルーブレッドムーンって言うのですね。昨夜の月蝕

 
イメージ 1

ちよいと出で月蝕眺む寒夜かな
赤い月見上げ寒空の首竦む


一月は横着しました。

冬温し妻は静かに針進め

底冷えの階段のぼりチョコレート
 
寡黙なる人の想い出冬椿
 
複雑に縺れる毛糸巻き戻す
 
輝けどその名も知らず冬木の芽
 
風花の波に落ちれば波の色
 
実は堅く咲きは鋭き冬木の芽
 
銀色に赤も青あり冬木の芽
 
風花と言えない程の降りとなり
 
大寒や乾く青空風の笛
 
風花に声の乱るる小犬かな
 
寒晴れの乾く大地や鳶の笛
 
蠟梅の光は他に眠らざる
 
子犬には子犬の日向二月来る
 
大人かも知れない小犬春の雪
 
自動車で犬待つスーパー二月来る
 
真っ黒な剪定鋏冬の薔薇
 
抜けるほど青き青空二月くる
 
水場へと下りる階段冬菫
 
日差しなき日も日差しへと犬ふぐり
 
水仙の香り一間を膨らます
 
先ず音の生まれて水の温む川
 
白足袋を干して眩しき庇かな


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