2017年11月

小春の日幌を上げ行く人力車
 
単色の庭に映へたる冬障子
 
団栗をくり抜き笛に首飾り
 
朴落葉くるりくるりと波に乗り
 
カップまで熱きコーヒー冬に入る

いつのまに向きを変へたる浮寝鳥
 
小春の日しづかに針を進めをり
 
ひとつ灯を残し一人の夜長かな
 
天翔る遊ぶ子の声秋の園
 
青空と紅葉を浮べ一つ湖
 
左手の頬を右手に秋終る

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