2017年09月

秋天やこのごろ傘を持たず行く
秋風に鉄風鈴の騒がしく

コスモスや風をあかるく風かるく
活けらるる桔梗品良く行儀よく

どこまでも澄める青空赤とんぼ
秋海棠夕日のしずむ影落とし
日の落ちて待つ人ありて秋簾



実紫小滝のやうに枝垂れけり


影踏みの母娘に秋の大夕焼け


水澄んで川面を奔る雑魚の影


畑の風日差しきつぱり九月かな



崩れ行く飛行機雲や秋海棠

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グラス置く水跡は確と夜の秋
ペット可てふアパートの窓小鳥くる
厨窓右の端より小鳥くる
川風の方へ一歩と秋桜
海が秋色へだからあなたと別れましょ
手を上げて向へる風の色もなく
水際の千草へ潜る朝の風
ぐんぐんと孫の背のびて夏終る
うかうか本音は吐けぬ割れ柘榴

無花果のひとつひとつに陽の甘さ
 
この森に今朝より聴かね秋の蝉
 
さやけしやあるがままにと見つめ合ひ  
 
閑静な夜を際立て鉦叩き
 
ほどほどに住みよき街や小鳥くる
 
新涼や雲は遥かに瀬戸を越へ
 
たまゆらの風をはなさず吾亦紅

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