2017年08月

日影でも日陰でもなく吾亦紅
 
水影を探し水音涼あらた
 
翅の陰水面に重ね銀やんま
 
赤とんぼ群れにぎにぎし川面かな
 
鉦叩き針孔遠くかすみけり
 
蒼天の光をあつめ赤とんぼ
 
新涼の葉先に届くまでも風
 
崩れ行く飛行機雲や秋海棠

思はざる低さに迫る鬼やんま
裸婦像の陰にひと息扇子風
自転車の軋みひときは星月夜
星月夜橋を渡れば違ふ街
残暑厳しくて無音のアスファルト
食べて寝てしやべつて食べて帰省の子

思はざる低さを迫る鬼やんま       ・
蒼天の光群れをり赤とんぼ
蒼天や光の群るる赤とんぼ        ・
裸婦像の陰に待つ間の扇子風       ・
野分かな今朝吹く風の潔くよさ
星月夜軋む自転車押し帰る
誘われて自転車ひとつ星月夜
ペタルこぐ力かろけき星月夜       ・
心澄むまで秋風と戯るる         ・
新涼の葉先に届くまでも風        ・
雲と風交じりて空の高さかな       ・

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古里の二階を灯す終戦日

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大西日無音のままのアスファルト

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