2017年06月

痛いほど空は空色雲の峰
万緑が呑み込む川と風の音
帽子でも被つておこう夏驟雨
一斉に風に従ふ青田かな


よく遊びすこし学びて夏休み   
風のない部屋に風鈴文机     
風鈴屋鉄風鈴の自己主張

全児童一斉下校七変化        
赤々とただ赤々と夏落暉     
砂日傘伯方の塩のにぎり飯     
自転車に夏日夏雲夏帽子     
風鈴や風の湿りも雨の日も
風鈴を鳴らさぬ風でありにけり      
水玉も花柄そろへ藍浴衣
風鈴や風明るくて風かるく
宅配便万緑ゆする風の中

鬼灯の花やわらかに夕辺の雨
鬼灯のひとつ花さくよき朝
ママ友や風柔らかに夏料理
青葉風とけて明るき流れかな
あらたかな風生む杜の緑かな  
愛想よき女将の勧め鯵さしみ  
朝の雨音なく落ちて竹落葉
夏帽子このごろ傘を持たず行く

万緑や神住む山の陰深く

 
かあさんのスマホが囲む水遊び
 
黒塀の庭咲き誇る美女柳
 
緑風を溶かし込みたる街の川
 
雑草と云ふ名の草を毟りけり

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