2015年07月

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三角も四角もありてて蝉の恋

くまぜみに好み庭木あるらしく

木の枝の裏と表や蝉の恋

鳴きやめて恋の駆け引き始む蝉

こんなにも静かになりし蝉の恋

声嗄れて嗄れても添えぬ蝉の恋

鳴く蝉に恋の駆け引きなかりけり

三丁目コスモスたたく雨ひと日
しゃぼんだま風の形に吹かれけり
吹くたびに風に渡すやしゃぼん玉
楽しげな風の吹き来るしゃぼん玉
しゃぼんだま風を自在に繰りにけり
しゃぼん玉風吹く中の自由かな

足裏を舐めゐる猫や梅雨明ける
今泣いたカラスが笑ふ水遊び
拭くほどに夕焼け眩しビルの窓
西日さす窓に女の影横切る
夕立や駅まで二人ひとつ傘
白猫のぐいつと伸びを梅雨明くる

新茶買ふあなたが来るの今日二時に
紐替へて麦わら帽子また使ふ
よその子がよその犬なで梅雨晴間
捩花や一人遊びの子の集ひ
梅雨晴間影を踏み合ふ母子かな
万緑や神社の裏の夫婦岩
浜風や屋号分かるる夏暖簾

夏暖簾ふわりと客を招き入れ  

ビル風や七夕飾り振り分ける
すぼめたる日傘の先の日影かな
風鈴や路地を挟みて風ひとつ
風鈴や風を鳴らしてをりにけり
捩花や一人遊びの子の集ひ
鼓笛隊乗せるバス来る海開
海開待つ間口笛ふく親子
異国語の一団もゐて海開
脱げやすき童の靴や海開
通り抜け不可なる路地や百合香る

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